床に水たまりができるとのご相談|床下を開けて確認した調査事例
掲載している費用は、施工時点での参考価格です。現場状況・施工範囲・材料費・税率等により、現在の費用とは異なる場合があります。

床に水たまりができることがあるとのご相談を受け、室内や天井裏を確認したうえで、床を部分的に開けて床下まで調査しました。
調査では明確な浸水箇所や大きな傷みは確認されず、配管からの漏水についても建物の配管経路を確認して説明したうえで、今回は追加工事をせず様子を見ることになりました。
ご相談のきっかけ

志摩市にある別荘で、1階の部屋の床に「小型犬がおしっこをしたような水たまり」ができることがあるとのご相談でした。
一度だけではなく何度か確認されており、実際に犬を飼っているため、その水の臭いも確認されたそうですが、尿の臭いではなかったとのことです。
室内にはカビ臭さもあり、この水がどこから来ているのか確認してほしいとのご相談でした。
室内と天井裏を確認
まずは床だけでなく、壁や天井など、水が回ってきそうな範囲を確認しました。
室内は体感的にかなり湿度が高い状態でしたが、壁や天井に目立った水シミはありませんでした。
さらに、納戸の天井点検口から天井裏も確認しましたが、見える範囲では木部や配管まわりにも漏水跡は確認できませんでした。

見える範囲だけでは水たまりにつながる原因を特定できなかったため、次は床を部分的に開けて床下を確認することにしました。
床を開けて床下を確認
表面の床材を必要な範囲だけめくり、その下の既存床を部分的に開口しました。

開けてみると、洋室化する前からの床板が残っていました。
古い床板には一部変色もありましたが、大きな傷みはなく、長期間大量の水に濡れていたことを示すような状態でもありませんでした。
床下は基礎が比較的高く、開口すると風が上がってくるほど通気がありました。
地面に水が溜まっているところや、局所的に水が入ってきたと分かるような跡も確認できませんでした。

木部には一部カビのような付着が見られましたが、腐朽や大きな劣化は確認されませんでした。
調査後は開口した床を復旧し、仕上げも元に戻しています。

配管からの漏水について
床下の状況をご報告したあと、お客様から浴室や洗面所などの配管から漏れている可能性についてもご相談がありました。
建物の配管経路を確認すると、水回りの配管は1階の床下ではなく、1階の天井裏を通っていました。
そのため、天井や壁に何の痕跡も残さずに床まで水が来ることは考えにくいと説明しました。
それでも気になる場合は、天井に点検口を設けて配管を直接確認することもできるとお伝えしましたが、説明を聞いていただいたうえで、今回はそこまでの確認は行わず様子を見ることになりました。
今回の判断
今回の調査では、水たまりの原因そのものを特定するところまでは至りませんでした。
ただ、室内・天井裏・床下を確認した範囲では、すぐに修繕しなければならない漏水箇所や、床下の通気不良、構造材の大きな傷みなどは確認されませんでした。
原因が分からないまま床や基礎などを大きく工事する根拠もないため、今回は追加工事を行わず、再び水たまりができた場合に、その時の状況を確認しながら改めて原因を絞ることにしました。
谷岡建設からのコメント
水漏れや雨漏りは、現地を確認した時に症状が出ているとは限らず、すぐに原因が分からないこともあります。
今回は室内や天井裏だけでは判断できなかったため、床を開けて床下まで確認しました。
それでも原因を断定できる材料は見つからなかったため、無理に工事内容を決めるのではなく、確認できた状態をもとに一度様子を見るという判断になりました。
修繕では、何を直すかだけでなく、今すぐ工事をする必要があるのかを見極めることも大切だと考えています。
原因の分からない水漏れや湿気でお困りの方へ
水が出る、床や壁が濡れる、カビ臭いなど、原因がはっきりしない症状もあります。
谷岡建設では、現地の状態を確認しながら必要な調査や対応方法を整理します。