キッチン扉の補修と配置見直し
掲載している費用は、施工時点での参考価格です。現場状況・施工範囲・材料費・税率等により、現在の費用とは異なる場合があります。
志摩市のお客様より、古くなったキッチンをきれいにしたいとのご相談をいただきました。
扉や引き出しには表面シートの浮きやめくれがあり、一部はテープで補修されている状態でした。
現地では表面だけでなく下地の状態も確認し、既存のキッチンを活かしたシート施工で対応しました。
また、キッチン周辺の使い方も確認し、冷蔵庫の配置変更をご提案しています。

ご相談のきっかけ
キッチンが古くなり、扉や引き出しの傷み、全体の見た目が気になるとのことで
ご相談いただきました。
扉や引き出しの表面シートがめくれ、一部をテープで押さえながら使用されていました。
キッチン全体を交換するのではなく、現在の設備を活かして見た目を
改善できるか確認することになりました。
施工前の状態

施工前は、キッチン扉や引き出しの表面シートに浮きや剥がれが見られ、
角部や端部では下地が露出している箇所もありました。
キッチン側面は、本来取り付けられているエンドパネルがない状態でした。
ワークトップ付近から水分の影響を受け、側面の基材にも傷みが確認されました。
現地で確認したこと

扉や引き出しの基材には、木質繊維を固めたMDFが使われていました。
傷のある部分などから水分を含み、基材が膨らんだり柔らかくなったりしている箇所があり、
その影響で表面シートが浮いていました。
確認の中心となったのは、浮いたシートを除去したあとに下地を補修し、
新しいシートを貼れる状態まで戻せるかどうかです。
扉や引き出しについては、傷みのある部分を処理することでシート施工が可能な状態でした。
一方、キッチン側面は水分の影響が大きく、扉と同じ方法で平らな状態まで補修することは
難しいと判断しました。
作業範囲の確認とあわせて、キッチン周辺の配置も確認しました。
横に置かれていた作業台の場所には冷蔵庫を移せる余地があり、
日常の移動距離を短くできる配置でした。
現地での判断
扉と引き出しについては、傷んだ下地を処理すれば、
既存の面材を活かしたシート施工が可能と判断しました。
ただし、浮いたシートの上からそのまま新しいシートを貼ることはできません。
既存シートを取り除き、水分を含んで柔らかくなったMDFを固め、
パテとサンディングで平面を出してから施工する必要がありました。
キッチン側面は基材の傷みが大きく、扉と同じような仕上がりまで戻す補修には向かない状態でした。そのため、仕上がりの見え方や使用状況をお客様にご説明し、了承をいただいたうえで、
シートの端から水分が入りにくいよう、貼り方に配慮して施工しました。
また、今回のご相談はキッチンの見た目をきれいにすることでしたが、
現地で普段の使い方も確認しました。
作業台が置かれていた場所へ冷蔵庫を移すことで、キッチン内の移動距離を短くできると考え、
配置変更をご提案しました。
お客様にも同意いただき、シート施工とあわせて模様替えを行いました。
施工内容


はじめに、扉・引き出し・側面を清掃し、浮いている既存シートを取り除きました。
水分を含んで柔らかくなったMDF部分には、下地を固める処理を行っています。
その後、パテとサンディングによって凹凸を調整し、新しいシートを貼れる平面をつくりました。
下地処理後は、脱脂、プライマー塗布、シート貼りの順で施工しました。
仕上げに扉と引き出しのつまみを交換しています。
主な作業内容は次のとおりです。
- 扉・引き出し・側面の清掃
- 浮いている既存シートの除去
- 柔らかくなったMDF部分を固める処理
- パテ処理
- サンディングによる下地調整
- 脱脂
- プライマー塗布
- 仕上げ用シートの施工
- つまみの交換
- 冷蔵庫の移動とキッチン周辺の配置変更
表面だけを覆うのではなく、シートを貼ったあとに下地の凹凸が出にくいよう、
下地処理を行ってから仕上げました。
施工後の状態


お客様に選んでいただいた明るい色のシートを施工し、
キッチン全体が明るく清潔感のある印象になりました。
扉や引き出しは、シートのめくれやテープで補修していた部分が目立たない仕上がりとなり、
既存のキッチン本体を活かすことができました。
つまみも交換し、扉と引き出しの見た目を統一しています。
冷蔵庫は、元々作業台が置かれていたスペースへ移動しました。
キッチンから冷蔵庫までの移動距離が短くなり、普段の動きに合わせた配置になりました。
今後について
今回のようにキッチンの表面が傷んでいる場合でも、下地の状態によっては、
設備全体を交換せずにシート施工で対応できることがあります。
一方で、MDFが水分を含んで大きく膨らんでいる場合や、柔らかくなった範囲が広い場合は、
シート施工だけでは対応が難しく、面材やパネルの交換を検討することもあります。
今回の側面部分は下地の傷みが大きかったため、今後、シート端部の浮きや側面の変化が
見られた場合は、エンドパネルの取り付けや側面材の交換も含めて検討します。
谷岡建設からのコメント
今回のご相談は、古くなったキッチンをきれいにしたいという内容でした。
現地では、扉や引き出しの表面だけでなく、MDFの傷みやキッチン側面の状態まで確認しました。
その結果、扉と引き出しは下地を補修したうえでシートを貼り、
側面は傷みの程度に合わせて施工方法を変えています。
また、キッチン周辺の配置を確認したところ、冷蔵庫を移動することで
普段の動線を短くできると考え、あわせて配置変更をご提案しました。
谷岡建設では、ご依頼いただいた箇所だけでなく、周辺の状態や普段の使い方も確認します。
補修で活かせる部分と、交換・改修を検討した方がよい部分を分けながら、
その住まいに合った対応方法を考えています。
キッチンの傷みと使い方を確認します
キッチン扉や側面の傷みは、シート施工で対応できる場合と、
交換・改修を検討した方がよい場合があります。
谷岡建設では、下地の状態に加えて普段の使い方も確認し、
補修範囲や配置の見直しを含めて対応方法を検討します。